>ver.2002> ランブイエまでの長い道程

エントリー

ランブイエまでの長い道程

7月22日(月) 晴れ ■ランブイエまでの長い道程■

ランブイエというと、ベルばらでういうと、オスカルの死後女性たちがベルサイユに行進して国王一家をパリに移したという「十月事件」のときに「ランブイエにおにげください」とフェルゼンが言っていたのを思い出します。

そんなわけで、ランブエに行くことにしました。

ランブイエは、パリから電車で40分くらい乗った所にあります。
街は閑静な住宅街、という感じでしーんと静まり返っています。
ガイドブックに描かれたちょっと大雑把な地図でもオッケーだろうと思ってすたすた歩いていったんですが(これが既にバカの始まり)、案の定道に迷いました。20分は歩いたでしょうか。
道には人っ子一人おらず、もうちょっと歩いた先でガソリンスタンドがあったので、そこのおじさんをつかまえてみました。
「ランブイエ城はどこですか?」
TVのフランス語会話で覚えたてのインチキフランス語でトライしてみました。
通じたようで、なにやら言っています。

・・・肝心な事を忘れてました。
おいら、聞くことはできるけど相手の言った答えがわかんねぇよ・・・

固まっているわたしを見て、「こいつ、フランス語ダメダメだな」とおじさんにバレて、しょうがないと思ったのか英語で「右、右」と言ってくれました。
素直に右に向って歩きましたがやっぱりお城は見つかりません。
とりあえず、来た道を戻ってタクシー乗り場がないか探すことにしました。
タクシー乗り場、あることにはあったんですが無人。
ああ、こりゃダメだ、帰ろうかなーと思ったその時でした・・・駅前の駐車場で休憩中と思しきタクシーの運ちゃん発見!
ここぞとばかりに近寄り、「ランブイエ城に行きたいのですが」(これも即席なんちゃってフレンチ)というようなことを伝えたら、彼は自分のケータイで仲間のタクシーを呼んでくれました。いぇい!
力いっぱいの御礼(なんだそりゃ)を行ってタクシーに乗り、ほんの5分くらいでお城につきました。
ちなみに、今まで彷徨っていたのとぜーーーんぜん違う方向でした。ふっふふふ・・・・

 

そうこうしてなんとかランブイエ城に到着。
もともとは、歴代のフランス国王の別荘として使われていました。
現在はフランス大統領の別荘として使用されており、サミット会場にもなったことがあります。
そんな事情からか、建物に入るときは金属探知機&手荷物検査のうえ、見学はガイド付のみ。
英語のツアーはないです。
どっちもよくわかんないけど英語の方がマシという程度なので、とりあえず英語のパンフをもらって、見学ツアーに 参加しました。 さて、見学ツアーですが・・・警備上の理由か?沢山ある部屋のうち、少し(10部屋はなかったと思う)しか紹介してくれないのが残念です。ナポレオンが使った浴室や、フランソワ1世がなくなった塔とかを見せてもらいました。
お客はわたしらを入れて8人。 それは別にいいんですけど、推定40代の日本人夫婦がいたんです。 ランブイエなんて、日本人にはあまりメジャーではないのでは?と思っていたのでビックリです。 なぜココに来たのかを聞きたかったのですが聞けずじまいでした(案外、向こうもそう思っていたりして)。

見学ツアーの解散後、お庭を散策しました。ガイドブックによると、庭園内に「マリー・アントワネットの酪農場(王妃の酪農場)」があるということなので、てくてくてくと庭園内をひたすら歩いたのです。が!途中で道が作で封鎖されていてあえなく断念。他のルートもあるかもしれませんが、暑さと疲労でへろへろだったので・・・
帰り道ついでにランブイエ博物館に行ったものの、ここもクローズ(号泣)。なんだかもう、ねえ。


パリに戻った後は相方と別行動をして、わたしはチュイルリー庭園にある観覧車に挑戦することにしました。 (相方は怖くて乗れないと言うので^^;)
この観覧車の怖さは、既に何度も述べているかもしれません。 ひとつは吹きっさらしなことです。
上空の方に行くとこれがゆ~らゆらと揺れるわ、結構高くまで上るわ・・・きわめつけは、係員の兄ちゃんが、 たまーにイタズラするんです。 この観覧車、何周も何周もするのですが、ゴンドラが下りてきたときに、それを兄ちゃんが思い切りぐるぐるぐ るー!って回しちゃうんです。もうそのゴンドラはスピンしまくり。ぎゅんぎゅんまわってるコーヒーカップを 想像してください。怖すぎる・・・・・・・

わたしは一人で乗ろうとしたのですが、さすがに不安定なゴンドラに一人で乗るのは危険なのか、たまたま居合 わせただけなのかわかりませんが、ポルトガル人のおじいさんと同乗することになりました。
上空で、ぷるぷる震えながらお互いに写真1とりあったりして中々スリリングでした。お互いに挨拶も教えあい ましたが、わたしゃオブリガードしか頭に残ってません。ダメダメだぁ。 下の写真は上空からの眺めです。


そうそう、隣のゴンドラに乗っていたのは偶然ですが日本人一家でした。 小学校低学年(推定)の女の子、怖いのか号泣、というか阿鼻叫喚てカンジでした。 たしかにわたしも初めて乗ったときは、日本の観覧車とのギャップに多少ビビリましたもの。 あー、あの子、トラウマにならなきゃいいけど(^^;)

その後は、待ち合わせ時間まで半端な時間が空いてしまったので、ネットカフェに行ってみました。 フランスでも日本でも初めての体験でした。 日本語環境があるところなので、日本人ばっかりの中でオタクサイトを見るのはちょっと恥ずかしかったです (^^;)

ページ移動