ベルサイユ詣で(街編)
- 2017/05/16 16:52
- ver.2002
7月23日(火) 晴れときどき曇 ベルサイユ詣で(街編)
きょうはベルサイユに行く日ですが、午前中はパリでまたウロウロします。というわけで、まずはアール・ゼメチエ(国立工芸院)に行きました。
古今東西の度量衡器機や計算機、時計細工などもあれば、化学実験道具も展示されています。
革命期に処刑された科学者、ラボワジェのコーナーもありますので、理科の素養がある人なら更に楽しめると思います。
そして、ここのパンフレットの表紙にもなっている有名な「マリー・アンントワネットの自動人形」も見ることができました。(これは後で単独ページを設けてご紹介しますです)
そのあとは、路地のような所を延々と歩いて、クレ通りに着きました。
国王がタンプル塔からコンコルド広場に処刑されに行く時にここを通ることを見越して、バーツ男爵というひとがルイ16世を救出しようとしました。彼が潜んでいたのがこのあたりだといわれています。
結局成功しませんでしたし、ルイは祈祷書を読んでいて気がつきませんでした。もっとも気がついても、彼は動じなかったと思いますが・・・
また、この通りの並びには、マリー・アントワネットの肖像画で有名な画家、ヴィジェ=ルブランの家がありました。1778年から1789年まで住んでいました。プレートが残るだけで、今は普通のアパルトマンだと思います。
午後は2泊3日分の荷物を持って、ベルサイユに移動です。
お気に入りのホテル(といっても一度利用しただけ・・・)にコンタクトが取れずじまいであえなくリタイア。FAXもメールも送ってもなしのつぶて(T_T) というわけで、国鉄駅前のIBISに宿泊しました。
二つ星で値段も安いし、駅にもお城にも近い!のですが、一つ肝心な事を忘れていました。
・・・冷房がない。
以前ここに泊まった時は冬でしたが、それでも寒く感じないのでてっっっきり、夏も涼しいものだと思っておりました(号泣)。
とりあえず荷物を部屋に置いて一休みするともう15時すぎでしたので、この日はベルサイユの街中を散策しました。近衛隊の建物とか、ランビネ美術館とか。
特に後者は、初めてじっくりゆっくり観れたので感激です。なんたって客がわたしらともう二人くらいしかいないんだから(笑)
ただ、空き過ぎると難点もあるものです。
係員はヒマなのか、私らが展示品を一つずつなめるように見てオタク話をしまくるのが怪しかったのか・・・後をつけるというか、監視しまくり。
じっくり見られましたが、なんだか落ち着かなかったですねえ。
この美術館はベルサイユの歴史について扱ってまして、見ごたえ充分です。なぜかシャルロット・コルデーものも沢山ありましたが・・・
サン・ルイ教会
ノートルダム教会。
1789年の三部会は、この二つの教会間を行進しました。
オスカルが警備していたのはどの辺かしらん。