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ベルサイユ詣で(宮殿編)

7月24日(水) 晴れ ■ベルサイユ詣で(宮殿編)■

いよいよベルサイユ宮殿観光です。
朝一番から、一般見学に参加するために9時より早くに行ったのです。が!既に列ができていたりするんですねー。ま、負けた!マニアとしてはまだまだね、わたし。

一般見学後は、ガイドつきツアーに申し込みました。
「王太子妃の居室コース」と、「ポンパドゥール夫人の居室コース」です。

英語ツアーは10数名とかなり大め(20人くらいが上限ではないでしょうか)で、小さい部屋になるとちと息苦しい感じです。

王妃の寝室や鏡の回廊などいわば「表部分」は広くて装飾もごてごてですが、「裏」つまり内側は非常に狭く部屋も入り組んでいます。実際の宮廷人の生活はこのようなところで営まれていました。まるで屋根裏部屋のようなところもあるんですが、こんな所まで来ないとプライバシーを保てないのかと思うとフクザツです。
(右は「王太子妃の居室」に行くための回廊)

 

たとえば、下の写真のような小さな中庭でも、これを見ることができるのが特権となっていたり、屋根裏のような部屋でも確保できればなおよし・・・というように、豪奢な生活とはかけ離れた宮廷生活を垣間見ることができます。それが逆に楽しくなってくるから不思議なもんです。

 

「ポンパドゥール夫人の居室」コースでは、ベルばらの3婆(!)ことルイ15世の王女たちの部屋なども少し見られました。実にルイ15世にそっくりな娘さんたちです。
昼食をはさんで、おなじみ「マリー・アントワネットの居室コース」に参加しました。
午前のツアーで一緒だった人が結構参加していましたよ。なーんだ、みんな結構オタクじゃん(笑)
コース中盤では「アントワネットのお風呂跡」や「お手洗い」なんかもあって、けっこう生活観がにじみ出てきます。

 

右手アントワネット、そのすぐ左手はポリニャック夫人の肖像画です。

お風呂跡。

アントワネットの図書室。でもろくに本読んでないんだよね?

 

夕方近くになってお城を出まして、以前深キョンの・・・な番組で紹介されていた、ベルサイユグッズのお店に入って、あれこれ商品を物色しました。

結局貧乏(性)なので買いまくれるわけでもなく、友だちへのお土産や、自分用のお皿なんかを買ったりしましたよん。相方は百合の紋章のクッションカバーを買いまくっておりました。
100ユーロを超えてしまったのでカードで払おうとしたら機械が故障中!とかで、慌てて懐の奥深くから100ユーロ札を出して事なきを得ましたが、コレがなかったら買える物も限られていたかと思うと、あらためてマイ・ヘソクリに感謝しました。

 


外観
店の内部はこんな感じ~

夕食はどーーしても中華料理が食べたかったのですが、ホテルのすぐ近くにある中華料理店が閉店しっぱなし(バカンスか?)なので、歩き回ってやっと見つけた中華料理屋さんに入りました。でも、まさかベルサイユで杏仁豆腐と月饅を食べるとは想像できなかったなぁ。


追記



前回の旅行記に一つ補足します。昨日はここに行ったのを忘れてました・・

新しく出来た?のか、存在を知られないほどマイナーなのか不明ですが、宮殿敷地内にある「国民議会博物館」に行ってきました。
1789年から現在にまで至る「国民議会」の歴史を紹介しています。

オタク的見所は、やはり国民議会の創設~ナポレオン時代までの前半部です。
三部会に出席した議員の名簿(たぶんこれはレア物)までありました。場内は薄暗いので細かい人名までは見えませんでしたが、ロベピーやミラボー、ロアン大司教も名を連ねていることでしょう。
バイイの蝋人形なんかもありました。

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