ついにベルサイユへ!
- 2017/05/16 16:47
- えりりんのオタク旅行記, ver.2001
6月5日(火) はれ ついにベルサイユへ!
宝塚でベルばらを上演していた際に、ベルサイユ宮殿内の「黄金の間」を修復するため、寄付を募っていました。
その寄付金の贈呈式が今日、ベルサイユ宮殿で行なわれます。
宙組公演でフェルゼンを演じる和央ようかさん、アントワネットを演じる花總まりさんも出席するので、その日程に合わせて日本からもツアーが組まれています。
なんとこのツアーとホテルが一緒なので(さすがツアー御用達のホテルだ)、ひょっとしたらそのツアーのお客さんに話を聞けるかもしれない!と、甘い期待を抱いていましたが・・・ この日の朝、朝食をとろうとエレベーターに乗ると、振袖姿の日本人女性2名と遭遇しました。
これは95%、贈呈式ツアーのお客さんだ! と確信して、いきなり色々話し掛けてしまったので、かーなーり、警戒されたようです。
怪しいやつじゃないのに・・・(と言い切れないわたし)
話を聞いた限りでは、やはりこのツアーの参加者で、朝8時に出発なんで大変ですう、ということでした。
・・・おいおい、今は7時45分、出発15分前でっせ!
団体行動をものともしないマイペースぶりに感心するやら呆れるやら・・・人のことは言えないけど(^^;)
振袖って、日本人でもあまり見慣れないけど、外国ではなおさらです。
こんなフォーマルな服装で出席ということは、小汚いわたしのような格好ではとても潜りこめんな・・・と、「あわよくば贈呈式に潜入作戦」はあえなく頓挫しました。
(いや、わたしだって寄付はしたので、参加資格が全く無いとは言い切れまい?)
■いよいよお城へ
お天気も良好で、セーターはまたもや不要です。・・・ふん、いいもんいいもん。ちぇっ。
開館時間直後に行ったので、人もまだまばら(・・・というより、お城が大きいから人もまばらになる、そんな感じ)です。

素晴らしい天気・・・だけどこれが仇になろうとは!(白目)
当初の予定では、午前中の宮殿は混むから、先にお庭を見て、あとからお城を見よう!
というものでしたが、この人のまばらさに乗じて、先に一般見学のコースに行っちゃおうと野望を抱いて、城内に入ってみました。
が、その瞬間・・・、団体の波がいくつもいくつも押し寄せてきました(涙)。
おかげで、もみくちゃになりながら見学をする羽目になってしまいました。
ああ、やはり、当初の計画通りにすりゃよかった(T_T)。
し、しかも、この時間帯は、直射日光を室内に入れまいという配慮からか、カーテンがびっちりと閉められ、お部屋が真っ暗でモノがよく見えず。
団体対策もさることながら、日光の向きも考慮に入れないと、充実した見学はできないなぁと思いました。
またひとつ身をもって学んだわ・・・
ガイドさんの話をそっと小耳にはさむ戦法(あまりマネをしてはいけません)も、方々からいろんなガイドさんの話が耳に入ってしまって、お客さんたちもちゃんと聞けてんのかな?と心配しちゃうほどの大にぎわいでした。もちろん作戦も遂行できず(笑)。

映画"Lady Oscar"で、舞踏会で使われたお部屋だと思います。
一般見学用の順路を一通り終えると、階段を降りて表に出ますが、ここに来るといつもベルばらを思い出してしまいます。
オスカルめがけてシャンデリアが落ちてくる場面です。
ポリニャック伯夫人と陰謀ということになっていましたが、あれって実際、狙いを定めて落とすのって大変ですよねえ。
シャンデリアに蝋燭をともす為に、シャンデリアの吊り下げ箇所はコントロールできるはずです。
多分そのあたりに手下(笑)が潜んでいて、オスカルめがけて落とすようにしたのかなあと考えています。

疑惑?の階段とシャンデリア
■トリアノンめぐり(その1)
お庭に出て、プチトラン(ミニ電車)に乗ってトリアノンへ。
この日泊まる予定のホテルで自転車を借りられるので、ホテルにチェックインした後で、お庭を自転車でじっくり回る計画を立て、まずはトリアノンの建物の内部を見学することにしました。
団体さんはトリアノンまでほとんど来ないので、さすがに空いています。
ここにきてわたしもようやくのんびりすることができたように思います。
お約束のプチ・トリアノンはともかく、今回はグラン・トリアノンにもちゃんと行きました。
ちゃんと、というのも、ここはナポレオンやルイ・フィリップも使っていた時代があり、わたしにとっては「新しすぎる」感があって、あまりときめかないところだったからです。
それと、グラン・トリアノンの内装は色調が強すぎるきらいがあるのと、イニシャルのNをあしらったナポレオンの紋章が、無粋であまり好きではありません。(ナポレオンファンの方、ゴメンナサイ)
でも外装の、ピンクの大理石はいつ見てもキレイだと思います。
今回もそれを楽しみにしてグラン・トリアノンへ向かいました。
ところが・・・!
外装「だけ」、改装中・・・
二つに分かれている棟をつなぐ回廊からお庭を見るのがここのウリのようなものなのに、思いっきりふさがれていました(涙)。
もとはルイ14世が造った離宮なのですが、もっとそのころの雰囲気も残っていればなぁと思います。欲をいえば18世紀中ごろ・・・。
そうこうしている間に夕方(といってもまだまだ明るいです)に近づいてきたので、ホテルにチェックインするべく、いよいよ憧れの「トリアノン・パレス」に向かうことにしました。
花壇がきれいだったグラン・トリアノン
■トリアノン・パレス潜入、じゃなくて宿泊記
ホテルは、門構えから言ってこれまた宿泊者と格が違いすぎです。 チェックインのときに、当然のように「車はどこに止めましたか?」と聞かれて、「お城から歩いてきました」というのは恥ずかしかった・・・かな。まぁ、あんまり気にしないですけど(^^;) お部屋はやはり、豪華!でした。 内装で使われていたカーテンやベッドカバーは、18世紀に流行したいわゆる「中国風」ってやつでした。 ・・・わたしゃ、シャンデリアの付いてる部屋に泊まるの初めてでしたわん。 ジャルジェ家をベルサイユ宮殿と間違えるロザリーと、ベクトルおんなじかもしれない・・・ と思うと、急にロザリーに親しみがわいちゃったりして。 ![]() シャンデリアに妙に憧れる、庶民なわたし・・・ とりあえず荷物を置いて、自転車を借りてベルサイユの町を探検するぞー! と思って自転車を借りに行くと・・・なんと、すべて貸し出し済みでした。 まぁそんな調子で、ジュ・ド・ポームも見に行きました。 このあとは、リヴ・ゴーシュの駅前に出て、サンドイッチとマカロニのサラダを購入して帰途につきました。 ![]() うおお、何じゃこりゃー!(狂喜乱舞) ![]() わしも参加してぇ・・・ 興奮のあまり、ついついカメラに収めてしまいました。 |