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その1

8月14日(土)どしゃぶり

■出発当日、関東地方には大雨洪水警報が出ていました。
「おいおい飛行機飛ぶのかいな」と心配しながらなんとか成田空港にたどり着いたのは出発三時半前。早すぎ。
飛行機は一時間遅れでなんとか出発するとのこと。ジャンボはそう簡単に欠航にはならないみたいでほっ。
ただし揺れるのなんのって。飛行機はロシア上空でも揺れていましたが、却って気持ちがいい揺れだったのでぐーぐー眠り呆けてしまいました。気づいたらオランダ上空。いぇい。
うーん、旅行前日には寝ない方がいいのかなぁ?

飛行機は12:30出発、17:30に空港に到着しました。パリ市内に出ようとしたら・・・どうもRER駅行きのシャトルバスが見つからない。それらしき地点には人っ子1人以内いやしない。
空港の人に聞いてみると、聞く人毎に場所が違う(おいおい)。前に来た時はすんなりシャトルに乗れたのですが、偶然だったのかな。
いいかげん面倒になったので、凱旋門行のバスに乗ってしまいました。

ホテルはパリの中心部、市庁舎の近くで、ついつい通り過ぎてしまった位こじんまりとしていました。一応3つ☆。入り口、ドアの幅しかないですが(^_^;)、奥行きはむちゃくちゃありました。
部屋は小さいけどキレイ。古ぼけた木のたんす、机&いすなどはちょっとアンドレの部屋(in妄想)してるような・・・ああ、おめでたいヤツだ、私って。

実は、シングルの部屋が無いので、ダブルの部屋を一人で占領しちゃいました。私の泊まった所が偶然そうだったのかもしれませんが、シングルの部屋ってあっても少ないみたいです。なので、一人旅だとお部屋が広々使えます。(無理してる?)

しずかちゃんでもあるまいに、とりあえずおフロにはいってさっぱりしてから夕飯の買い出しに外出。8時過ぎなのにまだ明るいのはありがてぇことです。
しかし明るいとはいえ、さすがに時間的には遅いので、主立った店はみんなクローズ!QUICKというファストフード以外に選択の余地はありませんでした。好きだからいいんだけど。店内では店員がフライドポテトを投げて遊んでました。おいおいおい。どうやら冷めちゃったんだか時間が経っちゃっただかで作り直している様子。私も5分待ちました。そーしたらお詫び?にマフィンをくれました。うーん、いい店だ。(食い物にごまかされる私)
その帰り道・・・といっても100m位の距離・・・、いきなりざーっとが降り出した。ゆ、夕立?あっという間にびしょぬれ。

日本もフランスも、どしゃぶりな一日でした。・・・私、雨女じゃないんだけど。

8月15日(日)くもり

■キイワードはからまわりです。

6時起床。時差のせいで早起きなのかな?と思ったらこの旅行期間中、ずっと6時台に目が覚めていました。これじゃあ普段の起床時間とまるで一緒。恐るべき、体内時計・・・。
そんなわけで、散歩がてら早々に出発。市庁舎からスタートしてシテ島、ノートルダム寺院へ。横目で行列を眺めつつ左岸へ渡る。川沿いをひたすら歩いてサンミッシェルから地下鉄でアンヴァリッドへ向かいました。
(実はこの辺で既に疲れていた私・・・。中心地なのをいいことに歩き回ってしまったツケですね)

からまわりその1:ルーブル美術館:工芸部門/ギャルリー・アポロン(宝石関連の展示)

louvre_apolon.jpg

以前TMさまが教えて下さったポイントで、私はすっかり見落としていたので「ぜひ行かねば!」と張り切って行ったら、閉まってました、両方(T_T)
しょーがないので翌日再チャレンジ致しました。こんどは入場前に、一応入り口前のインフォメーションで確認しました。入り口から結構距離もあるし道順もフクザツなので、一回入ってからだとえらい手間暇がかかってしまうのです。
「こことここ、今日開いてますか?」と聞いたら、
「I guess.」おーいちゃんと教えてくれ(怒)
行ったら開いてたのでよかった、ホント。(最初からそーすればよかったよ)
工芸部門はTMさまが教えてくださった通り、アントワネットが使用していた旅行かばん、胸像などがちんまりと置かれておりました。あとはルイ16世様式の家具や絵画が小部屋っぽく区切られて展示されていました。陶器、銀食器なんかもありました。妙に豊富だったので「これってルイ・ジョゼフの葬式のときに売り出されたのかしら・・・」などとアホなことを考えてしまいました。

からまわりその2:CADOR(サロン・ド・テ)

cador.jpg

これもルーブルの近く、TMさまはじめ掲示板で教えて頂いたので挑戦しよーと思いましたがお休み。2日連続で行ってみましたがお休み。バカンスかな。
悔しかったのでとりあえず写真を撮っておきました(爆)。その後隣のフツーのカフェで休憩。

からまわりその3:貨幣博物館

どんなものがあるか判らないけど、ルーブル&CADORの近くだったんでトライ。閉まってた。
1回目に行った時は月曜日はオープンしているとのことだったので、月曜日に再トライ。
入ってみたら、そこはミュージアムショップでございました・・・。気づけよ、わし。ミュージアムは月曜日が休みなんだと。ふい~。入り口が違うんで間違えちゃったい。(言い訳)

からまわりその4:装飾芸術博物館

特別展の「結婚衣装展」が見たかったので、行ってみた。休みだといわれた。特別展の方は?と聞いたら休み!と即答された。ホントかよ。

からまわりその5:サン・マルグリット教会

ルイ・シャルルのお墓参りをしよーと向かったサント・マルグリート教会は、十二~十六時がお休みという信じられない営業?時間。着いたのは2時過ぎ。おいおい。



小さいことを挙げればキリがないくらいからまわりしまくりでした。時間のムダともいうんだな。(T_T)
でも、それを埋め合わせんばかりの幸運?に出会えたですよ。

■サン・マルグリート教会への道中、偶然発見したオタクショップ「ATOMIC CLUB」
店内はフレンチオタクで案外混み合っていました。まやこさまがトンカムで思われたのと同様、国が違えどオタクの雰囲気って似てるなぁ。別に容姿がどうこうじゃなくて、オーラみたいなやつが。

そこはよーするに日本のアニメやらマンガを取り扱っているお店ですが、ばっちり「ベルばら」も取り扱ってくれていました。持ってはいるけど置いてあるとウレシイオタク心…(バカ)。 マーガレットコミックスは一冊約千百円、中央公論社発行の愛蔵版は一冊約三千円、サウンドトラックCDは四千円ちょいでした。フランスにしてみりゃインポート物だけあって高いですが、日本より品揃えが良いんでない?と思いました。
これらはもちろん日本語。みんな、コレ読んで判るのか??と思ったんですがそれを聞く余裕などありませんでした。理由はこの後起こった出来事のせいです。

本場のオタク(笑)としては、仏語版のコミックスなんぞないものかと思いましたが、ここにはありませんでした。というわけで一応フランスのオタク事情も知っておかねばと思い、当地のジャパニメーション専門雑誌をぱらぱらめくってみると…
その雑誌のバックナンバー販売コーナーに「オスカルさま」の表紙が!

表紙っつーことはなにか特集があるに違いない、いやいやほんのちょっとでも記事があれば御の字だわ、なんなら表紙だけでもいいわ、なんて思いつつおそるおそる店員さんに聞いてみました。

わし「あのう、コレ、ないですかねぇ?」
店員さん「うーん・・・今探すから待っててね」

ごそごそごそ、と取り出してくれたのは、表紙が紛れもないオスカルさま!
(アニ○ージュの全プレポスターの絵柄/仁王立ちでした)
この雑誌、通常は30Fなのですがバックナンバーなので35Fとのこと。鼻息を荒くしながら(笑)会計を済ませ、お店を出てから内容をこっそりチェック(^_^;;)すると、10ページにも及ぶベルばら特集が!しかもフルカラー☆

 ああ、コレでいつ日本に帰ってもいいわ!・・・とまではさすがに思いませんでしたが、メトロ内で同雑誌を読みふける私はかなりアブない奴だと思われたことでしょう(恥)。

 ただし、読みふけると言っても仏語。細かいところは全然わかりません。アニメと原作、映画の紹介記事もありました。この号は98年5月発行で、この頃までアニメ「ベルばら」が放映されていたようです。こんな特集を組むということは、結構人気があるのかも? 気になる内容については、いつか・・・発表できるのかな。

ちなみに「おにいさまへ・・・」のビデオもリリースされていたようで、☆マークでランクがつけられていました。星多いじゃん・・・と思って「ジャンル」の項目をよーく見たら「サイコホラー」でした。なんでやねん!
ちなみに仏語題は「Trés cher frére」、(たぶんDearest Brotherみたいなカンジなので、原題とはそんなにかけ離れていないと思います・・・)「ソロリティ」はCercle de la Rose・・・ばらくらぶ?

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