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その3

8月18日(水) 天気変わり過ぎやねん(怒)

前日の宮殿の混雑を目の当たりにしたため、宮殿の開館時間には入り口前に行っておくことにしました。 早速ガイドツアーを申し込み、ツアーの出発時間まで自由見学。王の寝室、王太子と王太子妃の居室をテープガイドを聞きながら周るコースです。これはうちの旅行ページでも既にご紹介ずみですね。
でもってその後に参加したのは「王の居殿とオペラ座コース」。やっぱり盛況でして、部屋べやにガイドツアーがいる状態でした。
さすがに混雑疲れしてしまったので、庭の散策に出ました。いくら混んでいても、ベルサイユの庭園は広い!全然混雑を感じません。どんよりした雲も急に晴れてきて、まさに散策日和。青空と緑の深さに妙にうきうきしてしまい、意味のない写真を撮りまくってしまいました。一昔前の日本人旅行者のようだわ。

■馬車体験。

午後はウワサの?馬車に挑戦!しました。冬にはないものですから、つい珍しくって・・・
馬車は2タイプありました。4人くらいの貸切型(幌付き)が全員で300F、乗合型がひとり60F。私は勿論後者でございます。
前者は、中国人一家に誘われたのですが、金が無いので断ってしまいました。

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これが私が諦めた方の馬車です(T_T)


運良く、馬車の席は一番前をゲット出来たのでちょっと御者気分(笑)ただ、ちょうど席に着いたあたりから、冷た~い風と雨がざあざあ降り出して悲しかったです(T_T)
コースはミニ電車と一緒。雨の中進む馬車を、屋根付きのミニ電車が追い越して行く様はかなり悲しかったです。馬車はミニ電車と違って、庭園のガイドなどは一切ありません。雨と寒さのせいか、客も無言で、馬の蹄の音だけがぱかぱかと響き、ちょっとドナドナ気分でした。
馬車がプチ・トリアノンに到着しようとする頃にはまた雲が晴れ、太陽が出てきました。ほっ。
私はそのまま馬車に乗って庭園を一周して帰ってきました。
馬車は、牛車程ではありませんが(乗ったことないって)結構のんびりした乗り物でした。乗馬の方が性に合うなぁ。やったことないけど。

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■ロンドンへ

馬車を堪能したあとはそのまま宮殿を出、ホテルに荷物を取りに行き、駅へと向かいました。パリ北駅からユーロスターに乗って、夜にはロンドンに行く予定だったので。 駅に向かう途中、オテル・デ・ムニュ跡?のような石版を見つけたので写真を撮っておきました。急いでるのに・・・
駅に到着した後は、入念なチェックの末、今度は間違いなく(爆)20分でパリに着く電車に乗りました。
パリに出た後はユーロスターの発着駅である北駅へ。なんとか電車にも間に合いました。ほっ。 今回のパリ-ロンドン間はユーロスターを使用しました。郊外にある空港に行くより、中心部に着くユーロスターの方が早い気がしたからと、あとは、ユース料金で乗れる最後の歳だったから(爆)この料金は大人と子供の中間くらいの値段で、10,000円くらいでした。
ロンドンに着いたのは19時過ぎ。さすがに暗くなりかけていました。その日はホテルに荷物を置いた後チャイナタウンで炒飯を食べましたです。アジア系のCDやビデオが売っている店に入ってついチェックしてしまう私でした。ロンドンまで来て何やってるんだ、私は。

8月19日(木) くもり

またまた早起きな私は、英国の朝のアニメ情勢をチェックしようと(笑)TVを付けてみました。放映されていたのはポケモン。アメリカでちょっと前に流行っていたと聞きましたがイギリスではリアルタイムなのか。実は初めてポケモンをちゃんと見たのですが、モンスター名は日本語でしたね。ガイジンぽく?、「ピーカチュゥ」とか言ってましたから。主人公の名前はアメリカ同様アッシュでした。(知らない割に詳しい)

■マダム・タッソー蝋人形館

フランス革命期、イギリスに亡命してきたマリー・グロシュルツ(のちタッソー夫人)が得意としていたのは「蝋人形作り」。どこでそんな特技が身につくんだ、とツッコミいれたくなりますが、とりあえず彼女の作品の数々が、この蝋人形館のルーツになっています。
ここは世界の有名人たちがずらりと並んでいまして、写真を自由に撮ることが出来ます。
歴史上の有名人は、イギリス王家を始めフランスのルイ16世一家が展示されています。芸能人、スポーツ選手も揃っています。ただ、クリケットの選手は日本人(英連邦以外というべきか)には全く理解不能・・・。日本からは吉田茂と千代の富士がエントリー。そんなもん?

 

■ヴィクトリア&アルバート美術館

すっかり長居して、出てきたらもうお昼。インド料理屋でカレーを食べた後、ヴィクトリア&アルバート美術館に向かいました。
結構見所が多いです。ただ、観たかった18世紀のコーナーは修復中!えりりん、ここでも空回りか!?
けれども、服飾コーナーはもちろん、楽器コーナー、宝石コーナー等々、展示も分かりやすかったのでじっくりゆっくり周ってしまい、またまた長居(爆)

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8月20日(金) くもり

いよいよ帰国日。といってもフライトは夕方なので、お昼過ぎまで遊びまわることにしました。
今日の朝イチは大英博物館。ただしここもミレニアム仕様への改装中?のため、大幅に展示は縮小。(帰国したら東京で大英博物館展がやっていましたT_T)道理で空いてると思った!

■シャーロック・ホームズ博物館

長居しようにも(私のお目当ての)展示品自体が多くなかったので、ざっと見てからベイカー街の「シャーロック・ホームズ博物館」へと向かいました。実はホームズの本は一冊しか読んでいない似非シャーロキアンなのですが、ここは「博物館」のこだわりが凄いので、ジャンルは違えど(笑)大いに共感でき、楽しめる博物館なのです。
なんたって「シャーロック・ホームズ博物館」は、本当にベーカー街221b番地に建っている!しかも所有は「国際シャーロック・ホームズ協会」!すげえッス!(おおう、ついお下品に)
その上、館内はワトソン博士やホームズが住んでいた部屋をオタッキーなまでに再現しています。
博物館のリーフレットを一部抜粋しました。ベルばらに置き換えてみると笑えます。ちなみに私はB以上C未満というところでしょうかねー。

家に踏み込む前に、皆さんがどのカテゴリに入るかちょっと自問してください。

a)シャーロック・ホームズのことは聞いたことがあるし、「バスカービル家の犬」だったか、ともかく、名の知れた話の一つ、二つは映画かテレビで見たことがある。
とはいえ、この偉大なる名探偵のことをよく知っている訳ではない。こんなあなたなら、博物館見学はちょっとした好奇心からでしょう。


b)シャーロック・ホームズのことはよく知っている。本も読んだし、テレビで放映されたホームズ物も全部見た。彼は本当に素敵だ。こんなあなたは、ぜひ彼の部屋を訪れて、想像していた通りか確かめたい、というところでしょう。

c)ホームズに関することなら任せてほしい。自他共に認めるシャーロキアン。アーサー・コナン・ドイル卿の原作は全60話を読破・再読し、その他の作家による関連作品も全て読み、各作品について討論もできる。ホームズを主人公に自ら書いた作品もなくはない。博物館訪問は、何か新しい発見はないかという、念のため。こんなあなたなら、博物館を誉め称え、批判もすることになるでしょうが、実に楽しい時を過ごせる事請け合いです。


■おわりに

ずいぶん空回りもしましたが(T_T)、十分楽しめました。強いて言えばあと1日、いや2日欲しかったー!!
実は、11月の始めに用事の為、5日間の日程(現地に居られるのは実質2日半)でロンドンに行くことになりまして・・・これが判っていたらロンドンの滞在時間をパリ近郊の観光に費やせただろうに!!(地団太ふみふみ)世の中って上手く行かないなぁ・・・

もっと簡潔に書けると思ったら案外、だらだらと続いてしまいました。
ここまでお読み下さった方、本当に有り難うございました。ぺこり。m(_ _)m

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おまけ
アンヴァリッドのプリクラ。1643年頃の胸甲騎兵、だそうです。銃士はなかったのよー(泣)

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