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ランブイエ城 Château de Rambouillet

「一刻のゆうよもなりません!! 王后陛下 王子さま王女さまとともに ランブイエにおにげください」―コミックス八巻

パリ近郊にある城館。「ベルばら」の時代にはルイ16世の所有でしたが、現在はフランス大統領の別荘として使用されています。

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2002年の旅行記で、行き帰りの珍道中を晒しております・・・

多少重複している部分はありますので、併せてご覧くださるとヨイかも。(すみません)

■城館
もともとは14世紀に建てられたお城で、18世紀に入ってからトゥールーズ伯(ルイ14世とモンテスパン夫人の息子)によって現在見られるような形の城館に改築されました。
ルイ16世、ナポレオン、ルイ18世等歴代の支配者が所有していたこのお城は、1896年以来現代に至るまでフランス大統領の別荘となっています。

城内は「大統領の別荘」でもあることから、自由に見学はできません。(大統領滞在中は見学さえ不可になるらしいので要注意)ガイドさんが付いて限られた部屋を見学するのみです。ガイドは基本的にフランス語オンリーで、仏語より英語の方がまだマシな旨を伝えると、城館内の部屋についてダイジェストっぽくまとめたファイルを貸してくれました。このファイルは返却しなければならなかったので、残念!
ナポレオンのバスルームやアントワネットのパウダールーム、フランソワ1世が亡くなった塔などに案内されました。だいたい10部屋程度を回っただけなので、時間もさほどかかりませんでした。ちょっと寂しいです・・・


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礼拝堂から先は撮影禁止・・・

 
■庭園
狩猟好きのルイ16世はこのお城によく通っていたようですが、妻のマリー・アントワネットはこの城館をあまり好まなかったらしいです。あるガイドブックには「ヒキガエルの棲家」と呼んで嫌っていたという記述もありました(^^;)

 

わたしは暑さとここまでの道のりの過酷さ(注:ちゃんと駅前でタクシーを捕まえていればおそらく大した事はないでしょう)でヘバってしまい、お庭をくまなく散策することができませんでした。
が、ここにはルイ16世がアントワネットのために作らせた「王妃の酪農場」や、羊毛の改良のために作らせた羊飼育場(※)などがあります。
前者だけでも到達できればと思いましたが、庭園内の該当ルートが封鎖されていたのでギブアップ!
後者は場所すら確認できないかったっす。ああ情けない。
「王妃の酪農場」では、プチ・トリアノンで彼女がそうしていたように、農婦の真似事をして楽しんでいたようです。

 

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王妃の酪農場


※ルイ16世とヒツジ
ルイ16世はスペインからメリノ種のヒツジを輸入させ、羊毛の改良に尽力したそうです。その甲斐あってか?現在では「ランブイエ・メリノ種」の羊毛は主にふとんの原料として非常に価値が高いものになっているとの事。

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あの運河の向こうにも行けるんでしょうが・・・いかほどの距離があるのやら。
パリから近いこともあって、パリから散策に訪れる人も多いとのこと。いい運動になるでしょうな(^^;)

たしかにベルサイユと比べると鬱蒼とした木立、かな?
ヒキガエルは目撃しませんでしたが・・・

 


最寄駅■Rambouillet
HP■http://chateau-rambouillet.monuments-nationaux.fr/‎

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パリ・モンパルナス駅からSNCF(国鉄)で最短約30分(電車によっては1時間近くかかることもあり)の、Rambouillet(ランブイエ)駅で下車。
駅からお城まで歩いても20分くらいですが、駅前にタクシー乗り場も一応あります。(写真中央にもタクシーが写っていますです)


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