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パンテオン Panthéon

フランス史上の偉人が眠る霊廟。
もともとはルイ15世の病気平癒を祝って作られましたが、1791年のミラボーの死を機会として、国家の英雄を祀る霊廟になりました。

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ということで、パンテオン入りの栄えある第一号は、「ベルばら」にも登場したミラボーです。
ただ、死後に反革命行為が明らかになり(密かに王家とつながっていたのです。ミラボーが早世しなければ王家の運命も変わったかも…?)、遺体はパンテオンから引きずり出されたてごみ捨て場に打ち捨てられてしまいました。

フランス人じゃない人も眠っていたりしますが、要はフランスに大きな影響を与えた人、ということなのでしょう。

たとえばルソーはスイス出身ですしねっ。
前述のルソー、ヴォルテールから、ヴィクトル・ユゴー、デュマに近年はキュリー夫妻も埋葬され、フランスの歴史に名を残した有名人が大勢眠っています。

一階のほぼ中央は、フランスの歴史を作った人々のモニュメントが置かれていますが、この中にこっそり(?)騎乗姿のサン・ジュストがいたりするので要チェックです。

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しかし、残念ながらここに彼のお墓はありません。<テルミドール反動>で処刑されて、そのまま共同墓地(現在のモンソー公園のあたり)に投げ込まれたきりなので、正式な墓標すら残っていません。
また、パリの守護聖人サント・ジュヌビエーヴがパリを見守る壁画や、ジャンヌ・ダルクの生涯を描いた絵も見ごたえ十分です。

サン・ドニに行った時もそうなんですけど、やっぱり棺がすぐそばにあるのは個人的に気持ちいいものではありません。
薄暗い、石造りのひんやりした空間に並ぶ無数の棺が霊感はないけどちょっと重苦しい…
これはホントに、生理的に受け付けるかどうかで、お勧め度は変わりますね~。


住所■Place du Panthéon 75005
最寄駅■Cardinal Lemoinez またはRER:Luxembourg

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