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タンプル塔跡 Square du Temple

「国王一家は いっさいの権利をうばわれ テュイルリー宮から タンプルの塔へうつされることとなった」―コミックス9巻

ここは、1792年の<8月10日事件>によって王政が廃止された後の8月13日からルイ16世一家が幽閉された場所で、四つの塔で取り囲まれた有名な天守閣があり、俗に「タンプル塔」と呼ばれました。

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その象徴的建物である天守閣は一辺が15mの正方形で、四隅にそれぞれ円形の隅櫓が建ち、いずれも円錐形の屋根に巨大な風見鶏を戴いていました。四角い塔のうえに、あとからピラミッド状の屋根裏部屋が載せられ、その頂上の高さは約50mありました。

王家の人々が幽閉されたのは「小塔」の部分です。
ここは一辺5mの正方形の建物で、天守閣の北側に位置しています。隅に二つの円塔があり、これにもやはり円錐形の屋根が載っていました。ただし、その高さは天守閣の高さの三分の二に達してはいません。ここに幽閉された国王ルイ16世、王妃アントワネット、王妹エリザベートは処刑され、王太子(のちのルイ17世)は病死、わずかに生き残ったのは王家の長女マリー・テレーズだけでした。
1811年に、王党派の「巡礼地」となることを恐れたナポレオンによって、タンプル塔は完全に破壊されました。

現在、その跡地は公園となっており、近くに住む人々の憩いの場となっています。

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お花がキレイな静かな公園でした^^

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向かいに建つ3区区役所内にプレートがあるそうです。ちょっと役所内に入る勇気がなくてプレートは未確認・・・

 

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道路に薄く引かれた線がタンプル塔の跡を示しているそうです。

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おまけ:タンプル小公園のすぐそばにはパリ最古のマルシェ「レ・ザンファン・ルージュ」があります。食事もおすすめです。
ベルばらの時代にはすでにあることは確実です!


最寄駅■Temple


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