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裁判所 Palais de Justice

「はなせーっ あたしは無罪だーっ!」―ジャンヌ 

「首飾り事件」におけるジャンヌの刑の執行やマリー・アントワネットの裁判が行われた場所。

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コンシェルジュリのすぐ隣です。
前庭「5月の中庭(Cour de Mai)」で、「首飾り事件」におけるジャンヌの刑が執行されました。鞭打ちと、焼きごての刑です。
裁判時からその言動で既に注目を集めていたジャンヌでしたので、混乱を避けるために早朝に行われたといいます。 

「ベルばら」にもあるように、ジャンヌは刑を受けるのを嫌がり(そりゃ誰でもそうだろう)、執行人に噛み付いたり、抵抗の限りを尽くしました。 
この抵抗ぶりから、ひょっとして本当の首飾り事件の犯人は、他にいるのではないか?などという憶測を生むことにもなるのですが・・・

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裁判所・5月の前庭(Cour de Mai)(写真ご提供:mitsuho様)

1793年3月10日、囚人の虐殺を抑止するためにこの場所に革命裁判所が設置されました。
1793年から1794年までの1年余で、マリー・アントワネットを含む約2600人がギロチン刑の判決を受けました。
マリー・アントワネットが裁判を受けたとされるのは「大法廷(Premiere chambre)」ですが、改築や火災により当時をしのぶ面影は天井の装飾くらいしか残されていないそうです。

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裁判所は現在も使用されています。
内部の装飾が美しいのは、ここが過去に王宮だった歴史のためです。(写真ご提供:mitsuho様)

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5月の前庭、右手部分がマリー・アントワネットが処刑場であるコンコルド広場に向かう際に通ったとされる出口です。(写真ご提供:mitsuho様)


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2004年現在はカフェとなっています。(写真ご提供:mitsuho様)

絵と見比べてみました。
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牢獄の出入り口を二階の窓から俯瞰したところ。
階段の手前に囚人を護送する馬車が止まっていました。(写真ご提供:mitsuho様)

裁判所は観光客でも見学は可能です。
同敷地内のサント・シャペル(教会)は直接ベルばらとは関係ありませんがステンドグラスが非常に美しいのでおすすめです。
 



住所■4 Boulevard du Palais 75001 Paris 
最寄駅■Cite

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