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ランス Reims

1775年6月11日 ランス大聖堂において ルイ16世の戴冠式がおこなわれたーコミックス二巻

この町の大聖堂では、代々のフランス国王25人が戴冠式を挙げています。ルイ16世ももちろんここで戴冠しています!

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「ベルばら」では、アントワネットがルイ16世の戴冠式のときに「歴史の教科書で見たのとそっくりおんなじ」と妙な感動の仕方をしていました。
・・・勉強嫌いだけど教科書読んでたんだね、アントワネット。 (挿絵しか見てなかったのか?)
ルイ16世が戴冠した後に寄ったルイ=ル=グラン学院では、学生から戴冠の祝辞を述べられましたが、その学生がロベスピエールだったのは有名な話です。
サン・ジュストが学生時代この町に下宿していたのは豆知識。ただし宿は現存せず。

大聖堂のステンドグラスは、パリのノートル・ダムにも劣らぬ見事さです。 宝物殿には代々の王に因んだ宝物が残っているので、こちらもオタクポイント高めです。 下でご紹介している王様の正装用ケープもそのひとつでしゅ。

ランスがあるあたりは、「シャンパーニュ地方」といいます。つまり、シャンパンの産地、本場なわけです。一緒に行った友人たちはシャンパンのおいしさを絶賛していましたが、わたしは下戸・・・具合悪くなっちゃうんですよねー。このおかげで旅の楽しさの20%くらいを損してるような気がします(T_T)
 

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大聖堂内部(トップの写真の真ん中にあるステンドグラスを中から見るとこうなります)

みどころ
歴代の国王の戴冠式の中でもっともドラマチックなのは、ベルばらよりずいぶん前になりますがシャルル7世のそれでしょう。その立役者こそが、かのジャンヌ=ダルクです。
フランスの領土の半分、パリさえも英国軍の手中にある状況下でのフランス国王の戴冠は、内戦の様相すら呈していたフランスの人々に、国民としての意識を芽生えさせたかもしれません。

 

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ルイ16世の戴冠式。
小さくてよく判らないけど真ん中あたりにルイ16世がいます。
向かって右が、ステンドグラスがある方(入り口)。


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ルイ16世の弟、シャルル10世が1825年に戴冠した時のケープです。 (ちなみに二人の間にルイ18世が即位してますが、彼は戴冠しませんでした)

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モデルはルイ16世です(ぷっ)。
これが王様の正装。



住所■ Place du Cardinal Luçon, 51100 Reims パリ・東駅(Gare d'Est)からメッス・ストラスブール方面の電車に乗って1時間30分。

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