王党派を貫く?ガンコおやじが経営する
 薬局 ベルナール・デローヌ

みかん汁は売っていません

パリ最古の薬局。それだけなら「ふーん」で終わりますが、なんと国王一家の逃亡未遂事件(ヴァレンヌ事件)の際に、フェルゼン伯爵が「あぶり出し用インク」をここで購入し、連絡に使用したと言われている薬局なんです。

店の名は、「ベルナール・デローヌ」。人名、しかもフルネームなところが日本の某薬局チェーンを思い出させますが、ここの主人はいまだに王党派を名乗っているとか。だから、掲げているフランス国旗が青と白だけなんだそーです。(確か革命前のフランスの旗だったような・・・間違ってたら連絡下さい!)

さて、この薬局は、パリのサントノーレ通り115番地にあって、もちろん営業して(いるはず)います。店頭には、「ものごっつ古そな」秤が飾ってあるとか。

あぶり出し用インク・・・・ミカン汁じゃないよね・・・

サントノーレ115番地:1715年には既に薬局があった。
薬剤師ベルナール・デロース(Bernard Derosne)によって経営されていた。
マスカロンで装飾されたファサードの中2階の窓に当時の看板(らしきもの)を見ることができる。
歴史のある店で、フェルゼンが、あぶり出しインク(encre sympathique)を 購入していたのもこの店である。
これはマリー・アントワネットとの交信のために使われた。   
その他には、パッシーのミネラル水ややけどの鎮痛剤も販売されていた。    
出典:Dictionnaire historique des rues de Paris / Jacques Hillai ret-- 8. ed. --    
Paris:Editions de Minuit, c1985, 2 v. : L-Z


ちなみに、あぶり出しインクとは、ある化学製品か熱を加えると発色して文が見えるようなインクのことだそうです。(petit Larousse より)
今まで気づかなかったのですが(パレロワイヤルより東方へは歩いてみたことがなかった)、このサントノーレ通りは、ファーラム・デアールに繋がっていることから見ても、当時から各種小売商が並ぶ、パリ一の繁華商店街であったことが想像できます。珍しいものでもなんでも揃ったことでしょう。
まあ、フェルゼンのおうちからさほど遠くなく、馬車で買いにいっていたのでしょうが、それにしてもご本人自らが買いに行ったとは思えず、また名乗って買うとも思えず、 どうしてフェルゼンが買っていたことがわかったのでしょう?ロワイ ヤル・ランデヴューは、実は、皆さんご存知のことだったのでしょうか?(ふ・し・ぎ)


私は別の用のため、よくパリに出かけています。 今回は、久しぶりに友人と出かけることになって、彼女がえりりんさんのサイトを見つけたことから、ベルばら紀行になったのです。
当日は、地図の場所にないから(ちなみにフォーブルサントノーレ通り115番地は別の道路でした。)、必死に探していたところ(私の書き写し間違いかと思ったり)、よく見ると私のメモはサントノー レ通り115番地となっており、また別のごリッパな薬局のマダムに「それならパレロワイヤルの近くよ。」と言われ、だめもとで歩いているうちに(かなり歩きました)、とにかく着いたのでした。
ご存知のように、パリの薬局は緑十字。パレロワイヤルを越えた頃、暗闇の中にかすかに緑のあかりが見え、番地感覚だとちょうど良い位置なので、あれを最後に止めよ うと歩いたのでした。入り口脇の「115」という数字を見た時は、ちょっと感動ものでした。
(上記引用文、およびこの情報はMarieさまご提供です^^)

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