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庭、というコトバはもっとかわいらしいものだ!もらった城の見取り図を見て私は思った。広大な森がすっぽり入ってる・・・。唖然とするわたしのはるか眼前を、2、3匹の鹿が走り去っていった。とりあえず、1時間で帰ってこれそうな範囲で庭を散策することにした。中世風の鳩小屋では鳩とお友達だったアンドレ、氷室ではアイスクリームが好物のオスカルを思い出す。(やっぱり私はオタク)結構ジャルジェ家してるじゃーん、と私は興奮して写真を取りまくってしまった。
約束の時間になり、屋敷に戻ると、侯爵夫妻、その母上、友人の画家等々をいきなり紹介される。ひょえー、と戸惑うまま食卓へ。あー、漫画に出てくるみたいなお貴族のお食事だったらどーしようー。フォークとナイフが10組位出て来たらどうしようー。が、このおバカな心配は杞憂に終わった(当たり前だ)。そこは外人の家庭にありがちなダイニングルーム兼食堂。みんなで丸テーブルに座り、ボールに盛ったおかずを廻す。侯爵夫妻は自分たちで皿を出したりしている。あー、普通だ。なんだかほっとするぅ。
「日本でのマリー・アントワネット展でこの城のことを知り、ここに来ました」と言ったら、皆さん大喜び。ウケを狙ったわけではないのだが。デザートまでしっかりご馳走になってしまい、さらに侯爵いわく「スペシャルデリバリー」で駅まで送ってもらってしまった。
何だかわからないうちにブルトゥイユ城の訪問は終わってしまった。なんであんなに親切だったんだろう、という疑問を胸に残したまま。単にシーズンオフで暇だったのだろうか。
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