えりりんのベルばらおたく日記

宝塚歌劇団星組公演
「ベルサイユのばら2001 オスカルとアンドレ編」 観劇記


4月7日(土) 晴

多少ネタバレがあるかもしれませんのでよろしゅう。

本当は1日に行く予定だったのですが、仕事の修羅場がまだ続いていたので、行かれませんでした。(でも、運良くチケットが交換できた悪運の強いわたくし。)
というわけで、行って参りました!

ちょうど10年ぶりの「ベルばら」観劇なので、なんだかうきうきしてしまいまして、開場と同時に(ほぼ)一番乗りしてしまいました。 普段は演出が最悪だの、台詞回しが古いだの散々な物言いなんですが(だって本当なんだもん)、いざ観劇!となると血が騒いでしまいます。


大雑把に、感想


すでに観に行かれた方からいろいろ話を聞いて多少の覚悟はできていたので(笑)そんなに椅子から落ちるような事態にはなりませんでした。
再々演なんだから当たり前なんでしょうが、みーんなどこかで見たシーンばかりでした。
オスカルを中心に据えて、ロザリーやジャンヌのエピソードをばっさり切り捨てたところや、オルレアン公の、国王の座をも狙っちゃう不敵さが出ているところなんかいいなぁと思いましたが・・・ 昔のシーンを切り貼りするのも上手にやってくれりゃいいんですが、場つなぎ、がめっちゃヘタ! 観客をあっと言わせるような斬新な場面展開ならいいんですけどねえ。
突然トイレットペーパーのようなトリコロールのすだれが脈絡もなく出てくるわ(悪いけど一気に熱が冷めたわ--;)、中盤に差し掛かったときに今更「あ〜我が名はオースカール♪」なんて歌いだすし。
ここで自己紹介ソング歌ってどないすんねん。
ちょちょっと歌詞を変えちゃうとか、途中から歌うような伴奏に変えるとか、こまやかな気配りを・・・求めるのはムリなんですよね、あのお方には。

前述のように、今回は、全体的に怒りを覚えたところは少なかったです。
なにより いっちばんムカムカしたのは、何かというと出てくる「女のくせに」
これが出てくるたびにオスカルと一緒になって怒ってました(笑)
ひょっとして、これって観客がオスカルと一体感を持てるように仕掛けた戦略!?と勘繰ってしまいましたが、絶対に違いますね。これがあの大巨匠が考える女性像なわけよ(怒)。
オスカルがいきなりアンドレに敬語使っちゃったりするのも、これなら頷ける。

オスカル個人の隊長としての能力を云々の前に、「女のくせに」「女だてらに」だもんね。
人間性、否定されてるよなぁ。
オスカル役の稔幸(みのる・こう)さんは、「くそっ!」と吐き捨てるように言っていましたが、このときばかりは感情移入しちゃったわ。
衛兵隊員の「女の指揮で働くなんぞ真っ平だ」、とかさあ、いまは21世紀でっせ、先生。
・・・っと最後は、怒りすら覚えなかったよね。呆れて。
でもまだまだ、こういうオヤジは健在なのよねえ・・・なんだか妙に現実っぽいなぁ、と、10年前には及びもつかなかった感想が出てくるあたり、トシを取ったというか(おいおい)大人になったなぁと感慨深くなりました。10年前はまだ、高校生だもんね。


「ベルばら」のラストについて


思うんですが、やっぱりラストシーンはアントワネットが断頭台に上るシーンでシメてくれた方が、「ベルばら」らしいです。
オスカルとアンドレ編でそれを言っても詮無いことなんですが。 ガラスの馬車のラストシーンには、納得いきません。
フランスばんざい、でオスカルが死んで終わりでいーじゃん! ・・・とベルばらファンとしては思うんですが、宝塚的には、少数の例外を除いて、こういうカップルにはたいてい天国のシーンがあって、ハッピーハッピーで終わるもんなんですよね。
わたし、オスカルが死ぬシーンは悲しいですけど、不幸なシーンではないと思っています。 あれを不幸だと思うことは、オスカルの生き方を否定することじゃないか、くらいに思ってるんで(ああ、オタクだなぁ)。
この辺が宝塚と原作のギャップなんですね。



謎のシーンその1 「オスカル、突然子守唄を歌いだす」


反目する衛兵隊員達を説得するシーンで、いきなり「眠れ眠れ〜♪」
すみません、ちょっとおバカな観客なわたしには意味がわかりかねますぅ。。。いやマジで。
ホントに眠くなっちゃったよ。
それにしてもこの場面で掛け合いで歌うシーン、ちょっとミュージカルっぽい(宝塚歌劇はミュージカルではないと思っているわたし)けど、曲に台詞をのせるのが、ぎこちねえっす。歌詞のせいかな。



謎のシーンその2 「赤オスカル、青アンドレ」

うわさには聞いていた、オスカルの赤い軍服&赤のロングブーツ、アンドレの青い軍服、青のロングブーツ。
実際に見るとありゃすごいですね。昔の戦隊ものみたいでした。あとは黒のベルナールと緑のフェルゼンがいれば完璧なのに・・・。



キャストについて


オスカル(稔幸さん)
デコだしオスカルもいいねえ
美しいし、背もあるし、ヴィジュアルでは言うことありません。
歌も堂々とした歌いっぷりで気持ちよかったです。 オープニングでせり下がるところ、自分で回転(と書くとなんかオカシイ・・・)しながら下がっていくので、とても美しかったです〜。これだけ観にもう一回行ってもいいぞってくらい。
あとね〜、出撃前夜、「わたしのそばにいてくれるか?」とアンドレの手を握って問い掛けて、「死ぬまでそばにいてやるぞ」と返されたとき、ハッとしたように、手を離しちゃう仕草とか、よかったすね。普段がさばさばしてるから、時折見せる恥じらい(ぷっ)の表情が可愛くてたまりません。
アランとの決闘、ニーパット(肘撃ちね)のあとに蹴りでとどめを刺すところとか(ちょっとぎこちないのが惜しい)、衛兵隊員におシリを触られて、その場でビンタ食らわすオスカル!もう最高です。
あ、われながら、すげーマニアック・・・

アンドレ(香寿たつきさん)
オヤージジェンヌにかんぱーい、かんぱーい、オヤジジェンヌー♪

前夜祭レポでも書いたのですが、わたしはこの「オヤジジェンヌ」に非常に期待をもっておりました。
そして、期待を裏切らない素晴らしいアンドレを見せてもらいました!ありがとうございます、って言いたいです。
アンドレの宝塚での見せ場って、毒入りワインのシーンと、出撃前夜のシーン、あとは撃たれながら歌って死ぬシーン、ですか。この3点、とてもよかったです。
ワインに毒を入れてオスカルを殺そうとしたことを告白するときに、彼、じゃなくて彼女、テーブルに突っ伏して泣いちゃうんですよ〜。
おおお、背中で語る、「漢(おとこ)」やー! っつーかアンドレはこうでなくっちゃ。泣き崩れなきゃね。
こんな一見情けない姿を見せながらも、男くささがにじみ出るタータン(香寿たつきさん)、すごい。 もう彼女のアンドレは見られないと思うとさびしいですが、あとのアンドレにも期待しよう!(アンドレはトリプルキャストなのだ)

アントワネット(星奈優里さん)
すみません、王妃というよりもお金持ちの奥様みたいでした・・・ 衣装もとっかえひっかえだし。オスカルより衣装替え多いんちゃう?
出てくるシーンがフェルゼンとの逢引(ぷっ)シーンばかりだったからねえ。
のわりには、フェルゼンとのことをそんなに簡単に諦めていいんかい?と思っちゃうくらいさばさばしたアントワネットでした。 フェルゼンとのことは「過去の過ち」扱いでしたからね。

フェルゼン(安蘭けいさん)

彼もアントワネットとばっかり出ていました。
オスカルをふってアントワネットとも別れてスウェーデンに帰っちゃう、あっけない役でした・・・ オスカルとアンドレ編だからしょうがないやね。


さいごに


わたしが見たのは、VISAカードの会員さんお菓子きり公演でしたので、休憩時間中に、抽選でプレゼントが当たる(座席の半券を引く)イベントが開催されました。
わたしの隣の席のおばちゃん、2番目くらいにいい賞品だったDVDプレーヤー当たってました・・・。
ご本人、DVDがどういうものか、よくわかってませんでした・・・。なんならわたしが代わりにもらってあげるのにな。